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ツボは治療点であり反応点 たとえば「合谷」

ツボとは

「~に効く ツボ 」という言い方を
よく聞きます。
特効穴とも言います。
そこが悪ければこの ツボ 押しとけば…
というにわか知識も聞かれます。

でも「ツボ(経穴けいけつ)」は
治療点である前に
反応点です。

気が経絡けいらくを流れる。

体には経絡けいらくという
気の流れがあります。

中焦ちゅうしょうと呼ばれる
お腹の部分で始まった
「気」が上へ上がり
体幹から手先・頭部・足先へ
経絡を通り
行きつ戻りつ くまなくめぐり
またお腹の中焦へと戻ります。

経絡には臓腑ぞうふの名前がついている。

経絡は12ルートあり
体表上を走るだけではなく
深くは内蔵を
属しぞくし」「纏うまとう
ことをしているので
それぞれに
臓腑ぞうふ
に関した名前がついています。

経絡の一番目は
肺経はいけい
最終は
肝経かんけい

気は経絡をめぐり
生命力を推進する
エネルギーであり
各部を守る
バリヤーの役目もします。

ツボを体の調子をうかがう窓として使う

そしてツボ(経穴)は
経絡の所々に開いている
「穴」です。

ツボへ気を
出し入れすることによって
治療することができますが
臓腑の様子をうかがう
「窓」
としても機能しています。

例えば「合谷ごうこく
手の親指と人差指の間
水かきのちょっと奥まったところ
人差し指側に押し込んで取ります。

合谷は大腸経

合谷は大腸経だいちょうけいという
経絡の原穴げんけつです。
大腸の健康を表しています。

普段から合谷に触れておいて
いつもの状態を知っておきます。

なんとなく調子の悪いとき
合谷が固くなっていたら
大腸の不調です。

直前に何を食べたか?
食べ過ぎなかったか?
というようなことを
思い返してみましょう。

これを丁寧に繰り返していると
自分に合わない食べ物適切な量が
把握できてきます。

効果絶大をうたっている
サプリメントや健康食品を
よくわからず
摂り続けるよりも

ご自身で何があってるのかを
感じ取ることが
健康への最良の方法です。

それをうかがい知る
「窓」として
経穴(つぼ)を使ってもらえればと
思います。

ご来院いただければ
もう少し詳しくお話できます。

このページに書いてあること

・ツボは治療店で反応点
・気が経絡を流れる
・経絡は12ルート臓腑の名前がついている
・ツボを体の調子を見る「窓」として使う
・合谷は大腸経
・お腹の調子が悪い時触ってみる

あなたのご来院を
心からお待ちしております