筋肉は収縮して力を発揮します。
筋原線維がスライドし
滑り込み合うことで収縮
力を出します。
けっして伸びる方向には作用ません。
例えば肘の関節では
屈筋側の上腕二頭筋が
収縮して屈曲し
伸筋側の上腕三頭筋が
収縮して伸展します。
筋肉は筋膜で包まれています。
筋膜は他との境目であり
筋膜のつながりで筋肉が
他の器官と連携をすることもあります。
筋肉は骨で始まり
腱を介して骨に付着します。
同じような結合組織でも骨と骨を結ぶものは
靭帯と呼ばれます。
ある筋肉の運動方向に対して
反対の方向に作用する筋肉を
拮抗筋といいます。
例)「屈曲」⇔「伸展」
「大腿四頭筋」⇔「ハムストリングス」
拮抗筋の短縮は抵抗になります。
症状が出ている患部だけでなく
拮抗筋を診ることは大事です。
拮抗の関係にある筋肉が
同時に収縮すると
周囲の間質液をゲル化し
固めてしまうことがわかっています。
このことが腱鞘炎などの原因の一つになります。
同じ断面積なら長いほうが強力です。
身長が高いピッチャーが
速いボールを期待されるのは
そのためです。
同じ長さなら太いほうが強い
とも言えますが
見かけの太さには筋繊維だけではなく
間質が含まれている場合もあるので
一概には言えません。
プレストレッチ:スポーツのフォームには筋肉がより強さを発揮するために使用する筋肉の長さを最大限に活かせるよう充分に引き伸ばされるような動作が含まれます。
筋肉は一方の端が骨に付着し関節をまたいでもう片方の端がまた骨に付着します。
比較的動かない 体の中心に近い方を起始部
より大きく動く体の中心から遠い方を停止部
と言います。
起始部・停止部が集まっているところは筋膜も重なりあうリリースポイントとなります。体表から見て出っ張ったところは起始部停止部であることが多いです。そこは筋膜が重なるリリースポイントでもあります。
深層にある。
関節の向きを決め
身体全体では姿勢を制御する。
局所的に一番大きな動脈が隣接している。
起始部は骨に広い面積で付着している。
ストレッチでは伸ばしにくい筋肉です。
表層にある。
2つ以上の関節にまたがり
より長く大きな力を発揮する。
トレーニングによる負荷がかけやすくストレッチの効果もえられやすい筋肉です。
手や足の筋肉で
起始・停止が
そのなかに収まっている筋肉を
内在筋 といいます。
本体が上腕や下腿にあり
腱が指先に伸びている筋肉を
外在筋といいます。
長さを有している分 外在筋のほうが力があります。
筋スパズムを起こした1本の筋繊維のために
その筋肉全体が
可動域を制限されることがある。