大阪市東成区 今里 にある鍼灸治療院リーチです。
拮抗筋についての考察です。
筋肉は伸びた状態から縮んで力を出します。
伸筋と屈筋がありますが
伸筋が伸びるわけではありません。
※関節には他に回旋などの動きもあります。
屈曲側の筋肉が縮んで
引っ張ることで関節は屈曲します。
その反対の伸展側の筋肉が縮んで
引っ張ることで関節は伸展します。
同じ関節での屈筋と伸筋の関係を言います。
相反する作用の筋肉の関係です。
筋肉が原因の症状の場合
患部だけでなく拮抗側も診る必要があります。
わかりやすい例は
肘関節の屈曲と伸展です。
筋肉が収縮するとき
拮抗筋の関係にある反対側の筋肉は
完全に力が抜けて
抵抗なく伸びていくことが理想です。
この絵の場合
伸筋の上腕三頭筋が抵抗なく伸びて
屈筋の上腕二頭筋が収縮して
肘関節が屈曲しています。
筋繊維の長さ(縮み具合)を検知する
腱紡錘というセンサーは
筋肉が縮み始めると
そのことを反対側の拮抗筋へ伝える信号を出します。
しかし
拮抗筋が固く縮んでいて
その信号を受け取れないでいると
主動筋に対して抵抗になり
パフォーマンスを低下させます。
この絵の場合
上腕三頭筋に拘縮があり
肘を曲げる抵抗になっています。
上腕三頭筋腱炎で肘が曲がらないのは極度のこの状態です。
また歩幅を例にすると
太ももを上げることから始まります。
太ももの前の筋肉が脚を持ち上げようとしても
モモ裏で拮抗筋が縮んだままだと
抵抗となり一歩が小さくなります。
歩幅が小さくなったと思うときは
ふともも裏の状態を知ることが必要です。
この例に限らず
慢性的な症状が続く場合は
その場所だけではなく
その反対側にも目を向ける必要があります。
あなたのご来院を
心からお待ちしております。
I will set you to Be Free.
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