筋肉の表層と深層の関係

滑車やてこを利用すると
力が入りやすいことを
ご存知と思います。

このような力学的構造が
同じ関節付近を停止部とする
近接した表層の筋肉と深層の筋肉にも
当てはまる場合があります。

肘関節の屈曲を例にすると

上腕二頭筋
肘を屈曲させますが
その深層に
上腕筋
隠しています。

上腕筋
上腕骨の中程から
肘に近い方に
起始部を長く広くとり
しっかりと付着しています。
収縮のストロークは短く
俗に言う
「ちからこぶ」
にあたります。
肘を軽く曲げたときも
深く曲げたときも力めば
ちからこぶの硬さは
それほど変わりません。

上腕筋は
屈曲のために働くより
負荷に負けないように
肘を任意の角度で固定させる
ために働きます。

筋肉は断面積が同じなら繊維部分が長いほど力が強いと言えます。

野球のピッチャーは身長が高いほど
より速い球を投げられる可能性があります。

肘が屈曲していくには
より長さのある上腕二頭筋が
メインで働きます。

上腕筋は上腕二頭筋の下で
「ちからこぶ」となり
上腕二頭筋が力を出し切るための
「滑車のくるま」 
「てこの支点」
のような働きをします。

上腕二頭筋と上腕筋のように
重なり合った筋肉どうしにはその面での
スムーズな滑走が必要であり
筋膜リリースの対象です。


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