外側翼突筋

大阪市東成区 今里 にあります鍼灸治療院リーチです。
外側翼突筋 について筋膜リリース的考察です。

どこにあるの?
頬骨の内側にあります。

頭蓋の中ほど左右にある頬骨は
ブリッジ状になっています。
頭頂に近い広い範囲を起始とする側頭筋が
そのブリッジをくぐり下顎骨したあごのほねに停止しますが
さらにその下をこめかみ辺りに始まり
下顎骨 の関節突起内側に停止する
外側翼突筋上頭がいそくよくとつきんじょうとうがあります。

「こめかみ」の部分は
蝶形骨ちょうけいこつの両翼にあたります。
蝶形骨は蝶の形をした一枚の骨で
頭蓋底を構成するひとつでもあり
内側には脳下垂体を収める窪みを持ちます。

頭蓋仙骨治療では蝶形骨を動かして
バランスを保つことをひとつの目的としています。

どんな動きをするの?
下顎骨を前方へ引き出します。

顎関節に関わりますが
咀嚼の主動筋は側頭筋・咬筋であり
外側翼突筋は下顎骨を前方へ引き出します。

志村けんさんのアイ~ンの動きです。

歯のかみ合わせ方の微調整やすりつぶす動きに
必要な筋肉です。

拮抗筋は?

反対の作用の筋肉はありませんが
左右が協力して働くはずなので
力のアンバランスや片方の拘縮があれば
下顎骨の位置や動きが損なわれます。
また起始部の蝶形骨は頭蓋の中心にあたり
頭蓋の組み合わせのアンバランスも
引き起こされます。

協力筋は内側翼突筋です。
内側翼突筋も蝶形骨を起始とします。

実は頭痛の原因のひとつ

こめかみが痛い頭痛の原因はここにあります。
わかりやすい例は
ガムを噛みすぎるて
こめかみ部分が痛くなるのは
外側翼突筋が過緊張するからです。
側頭筋や咬筋も過緊張しますが
外側にあるので触れやすく解消できます。
あとに残る痛みは外側翼突筋が原因です。

※緊張型頭痛の原因は表面にあります。

歯ぎしりの原因

人の歯は上下が触れ合うと
噛みしめる反射があります。
外側翼突筋が過緊張で拘縮していると
寝ていても歯が接触する機会が増え
歯ぎしり・くいしばりが発生します。
朝起きて首が痛い・こめかみが痛い
という方はご相談ください。
外側翼突筋をリリースすることで改善できます。

あなたのご来院を
心からお待ちしております