大阪市東成区 今里 にあります鍼灸治療院リーチです。
外側広筋 について筋膜リリース的考察です。
大腿筋膜張筋から続く腸脛靭帯が
ベルトのように外側から押さえつけ
深層浅層の関係を作ります。
膝関節を伸ばします。
大腿四頭筋の他の3つの束と協力し
膝関節を伸展させます。
股関節外転の補助
大腿筋膜張筋・腸脛靭帯の深部にあり
大体の外転作用を助けます。
足を外側に持ち上げるとき
膝を伸ばしている方がやりやすく感じるのはそのせいです。
大腿部後面にあり
膝関節屈曲に作用する
ハムストリングス(半腱半膜様筋・大腿二頭筋)
が拮抗筋になります。
ハムストリングスを固くしていると
伸展の抵抗になり
跳んだり持ち上げたりの
パフォーマンスを低下させます。
大腿骨水平面の断面で見ると
外側広筋の対角には
内転筋群
が位置し
直立時は協力し合い脚を立脚させます。
過緊張し拘縮すると膝蓋骨を持ち上げ
膝痛へ繋がります。
腸脛靭帯とは
長く広い部分で接しています。
お互いの筋膜の滑走が良好でないと
炎症の原因になります。
大腿二頭筋とともに脛骨神経麻痺に関わっています。
病態ではありませんが
慢性的に腰が悪い人は
直立していても膝が軽度屈曲しています。
これは大腿後面の筋肉が
縮んでるせいなのですが
同時に大腿前面にも負荷がかかり
骨盤を起始とする
大腿直筋が前に傾けます。
そのとき外側広筋も筋膜を介して
大腿直筋を引っ張ります。
私見ですが骨盤前傾を診るとき
大腿直筋だけでなく外側広筋もリリースしたほうが効果的です。
おそらくストレッチではそこまでできないでしょう。
リリースすると脚痩せを実感する筋肉です。
あなたのご来院を
心からお待ちしております。