O 脚

大阪市 東成区 今里 鍼灸治療院リーチです。立位で内くるぶしをつけて両膝の間に隙間ができるとO脚とされますがより詳しく判断するには頚体角を見る必要があります。

O脚の定義

立位りついで足首の内踝うちくるぶしをくっつけても
膝の内側がくっつかない状態のとき
一般的にはO脚とされます。

原因は?

骨格的には

O脚を作る原因の一つに
大腿骨の頚体角が浅い
事があげられます。

これは骨格の根本的な原因です。

 

骨を外力で曲げることが出来ないように

 

頚体角の矯正はできません。

むしろ胴体の重さが常にかかっているため加齢により年々浅くなります。

幼少期で130度
立位歩行をし始めて大人で125度
外観ではっきりO脚とわかる人は
頚体角が120度より浅い人だと考えられます。


筋肉の作用

O脚は内反膝ないはんしつとも言われます。

※「反」とは弓型のえぐれている方を指します。

この形状は股関節が外旋され
内転筋群が膝の内側を持ち上げている状態です。

外旋筋群とは
大殿筋・中殿筋・小殿筋の臀筋

その深層にある外旋六筋
梨状筋・上下双子筋・内外閉鎖筋・大腿方形筋
を言います。

「お尻の筋肉なんてそんなに使わないよ」

重いものを持ち上げるわけでもなく
バリアフリーで階段や段差もないし
と思われるかもしれません。

しかし座ってるときに使っています。
長時間座るとつらいため
右のお尻に力を入れたり左に入れたり
深く座ったり浅く座ったり

一日中椅子に座ってる
デスクワーク従事者のほうが
外旋筋群を固めやすいです。

内転筋群は
大小内転筋・長短内転筋とあり
骨盤の坐骨から恥骨までを起始部とし
大腿骨を内側へ上向きに引っ張りあげます。

 

内転筋は使えてない人が多いです。

散歩程度の運動もしない
通勤もしない
買い物も自転車で行く
建物の上下りはエレベーター・エスカレーター
このような人はほとんど使わずに過ごしています。

使わないから固まりやすい。

10年前の歩幅と今の歩幅を
比べられたら狭くなってるはずです。

 

床に脚を投げ出して股関節を開いてみても
開かなくなってるはずです。

 

 

よちよち歩きのときに自分で決めてる

人間はよちよち歩きのとき
つま先を外に向けるか内に向けるかを
交互に試しながら歩きやすい方法を
自分で決めます。
自分の常態をつま先が開く方に決めると
O脚気味の股関節になります。

 

※これは病的なことではありません。自分のお子さんがどちらかに偏っているからと矯正を加えないでください。10代後半まで身体は柔軟に変化を繰り返します。姿勢やスタイルを決める要因は他にもあります。

 

自分のいい常態を見つけるには
体を使って動き回っている方がよく
勉強やゲームで座りっぱなしは良くないと言えます。

O脚は何に悪いか

大腿骨が外に張り出すことは
下半身が大きく見える原因の一つです。

スタイルよく見せるには

痩せるのもですが
O脚も改善しておく必要があります。

加齢でさらに悪化する

加齢により頚体角は浅くなります。
高齢者の身長が低くなる原因の一部は頚体角の変化です。

 

大腿骨の縦軸が体の中心線から離れていくと
立位で余計に筋力を使います。
さらには筋力の衰えが加わり
腰が曲がり膝が伸展しきれず
膝が外を向いた「ガニ股」になります。

 

O脚は見た目だけの問題ではなく
必ず膝の不調 股関節の不調を招きます。
人工関節の事例がこの二関節が多いのも
そのことを表しています。

骨の形は変えられない

頚体角の変化には抗する事はできないのなら
O脚のある人は若いうち(40代~50代)に筋肉の問題は改善しておきましょう。
リーチの筋膜リリースはその方向性を与えるための一助になります。

ストレッチや体操でなんとかならないのか?

身体の形を維持していくのにストレッチや体操適度な運動は必要です。
しかしそれで効果があるのは表層の筋肉です。
これで安心して問題を先延ばしにすると将来必ず大きな疾患に繋がります。

リーチのO脚改善は深層の筋肉をリリースします。
直接この深層筋へ届かせますので結果は早いです。
おそらくそれが改善すべきご自身の形であり
あとはその形を維持していくことに注意を向けられます。


あなたのご来院を
心からお待ちしております。