突発性難聴

大阪 東成 区 今里 鍼灸治療院リーチです。突発性難聴 とわかったらすぐにいらしてください。首肩のこりをとると改善率があがります!

突然耳が聞こえなくなったら…
誰しも不安です。

突発性難聴 突然 耳が聞こえなくなったとき まずすべき8つのこと

おそらく少し前から
違和感(耳閉感)はあったはずですが
聞こえないことに気づくのは突然で
誰しも驚いて不安になることでしょう。


原因ははっきりわかっておらず
突然 片方の耳の聴力が失われることを
総称して
「 突発性難聴 」
とよんでいます。

※まれに両側の場合があります。
耳閉感と耳鳴り めまいを伴うことがあります。

突発性難聴 なってしまったら何をすればいいかをまとめていました。

1.近所の耳鼻科へ

気づいた時点でできるだけ早く近くの通いやすい耳鼻科を受診してください。

・聴力テスト
・感音性難聴*であるという診断
・内服薬の処方

が必要です。

*難聴には伝音性(外耳と中耳の問題)と感音性(内耳)があり治療法が異なります。耳が聞こえなくなる疾患にはメニエール病 耳管開放症 耳管狭窄症 外リンパ瘻 ムンプス難聴 加齢性などがあり医師の診断が必要です。このページでは突発性の感音性難聴を取り上げています。

2.処方された薬は呑みきる

処方される内服薬は

・ステロイド剤

・血液循環改善剤
・ヴィタミンB12剤

が一般的です。


2~3日服用して
もう一度聴力テストを受けて
結果が良ければもうしばらく服用して
様子を見ましょうとなります。

それで治る場合もあるのです。

本人的には感じられなくてもグラフに若干の改善は見られます。
効果はあります。
かならず処方された薬は飲みきりましょう。

お医者さんは飲みきったものと思って次の手を考えています。

3.体を休める

発症する人はみなさん疲れています。
体だけではなく精気が衰えています。
悩みごとから離れてできれば仕事も休みましょう。

4.少食を心がける

食べ物を消化吸収することは凄くエネルギーを使うことです。
普段食べすぎの傾向がある人は少食を心がけましょう。
炭水化物を控えめにします。
血液サラサラ効果を狙って青背の魚や納豆がおすすめです。
飲酒も控えます。

5.体を冷やさない

全身の血流の改善のため
保温することを心がけましょう。
特に足元を温めます。
冷たい飲み物も避けます。
常温以上の水をいつもより多めに摂ります。

6.セックス、自慰行為は控える

東洋医学的には
耳の疾患は腎に関わると言われています。
腎精を温存するためにセックス自慰行為は控えます。

7.湧泉に灸をすえる

足裏に湧泉という腎に関係するツボがあります。せんねんきゅうをここにすえます。一日数荘 足先が温まる感じになります。

8.スマホに聴力検査アプリをインストールする

お持ちのスマートホンに聴力検査アプリをインストールして密閉式のヘッドホンを用意してください。静音室で行う検査ほど正確ではありませんが目安にはなります。聴力が回復してくるとかえってノイズを拾い会話の声などが聞こえにくくなり不安になりますがそんなとき計測できると安心できます。

ここまでは自分でできることです。必ず実践してください。

入院して点滴を受けるべきか?

内服薬で効果がないと次に勧められるのが
点滴(ステロイドパルス療法)です。
入院が必要ですがやってみる価値はあります。


きっかけがないと休めない方や
家にいると用事をしてしまう主婦の方なども
そのほうがお体を休められていいかも知れません。

ただその間病院からは出られません。
血管を柔らかくする薬剤を投入するため
内出血すると一大事なので外出禁止です。


期間は点滴を受けて1週間 
効果がなければもう1週間…
と続きます。

9.の選択肢を点滴にするか鍼灸にするか?

内出血の懸念のため
ステロイドパルス療法と鍼灸を
並行して行うことは出来ません。
どちらかを選ぶことになります。

個人的には鍼灸のほうが効果的だと思っていますが
点滴療法を行って結果が悪くて
そのあと来ていただいても遅くはありません。

上記の「まずすること」8つを行って
9.を「点滴にするか鍼灸にするか」
を1~3日の間に決めることになります。


もしくは1.の
耳鼻科の帰り道にリーチにもありです。

※最近は選択肢に鼓室内注射療法もあります。耳鼻科でお問い合わせ下さい。

MRIを受けるべきか?

「聞こえなくなったのは耳だけの問題ではないかも知れない」

と脳に異常がないか調べるために
MRIを受けることを勧められます。


入院するとほぼ受けることになるでしょう。

入院を断っても勧められます。

高齢の方や過去に脳血管障害 事故などで頭を打った事がある コレステロール値が高い 高血圧 強いめまい 平衡障害
などに思い当たる方は受けたほうがいいです。

MRIは
脳の障害や外リンパ瘻などの
悪い可能性の除外であり
聞こえなくなった原因を見つけてくれるわけではないのです。


大がかりな最新の治療を受けた感じで


「これで原因がはっきりして治してもらえるんじゃないかしら」


と期待してしまうかも知れませんが

難聴の治療が先に進むわけではないのです。

原 因

西洋医学的にも血流を良くする処方はされることから血流が滞って音を感じる有毛細胞に異常が出るということは確かなようです。

内耳は頭蓋骨の内側にあります。

内耳は頭蓋内にあり
血液の供給は脳底動脈の分枝で行われます。


その血管がつまり 酸素の供給を断たれると
音を感じる有毛細胞は死んでしまいます。


それゆえの早めの処置
血流改善剤の投与 念の為のMRIです。

厚労省のe-ヘルスネットでも
「…有毛細胞が傷つき壊れてしまい…」とあります。

しかしそれでは時間が経ってからでも回復する事例があることが説明できません。

頭蓋骨の外側に施術しても意味がないのでは?

頭蓋骨の内側の血流の問題なら外側に加療しても
意味がないのでは?と思われるかも知れません。

難聴の方の患側の耳周りを触ると固くなっています。
耳の穴を中心にその周囲が血の巡りが悪くなっている。

局所麻酔がかかったような感覚がない感じがするという方もいます。


聴力が回復すると同時にその固さも麻痺した感じもなくなります。

滞るのは静脈ではないのか?

内耳の静脈は吻合をしながら頭蓋の骨の中を通り頭蓋内へ戻ります。

その静脈の流れが滞って新しい動脈血が流れてこないで症状がでている。

ほとんどの場合 神経痛と同じようなもので有毛細胞は壊れていないのではないかと考えています。 

 

静脈の流れを良くするためには付近の動きを良くすることが必要です。

鍼灸の刺激はそれに適しています。

鍼灸治療では何を目標にするのか?

目的はもとのように
聞こえるようになることです。

目的を達成するためにリーチでは
患部周辺及び全体の血流を改善すること 
精気を養う
ことを
目標としています。

東洋医学には
標治法(症状に対して局所的な対症療法)と
本治法(根本治療)という考えがあります。

血流に関して言えば局所的な乏血への対応が標治法であり全体的な血液循環が本治法に当たります。

局所的な施術(標治法)

ミオラブと鍼をつかって頸部のリリースを行います。

胸鎖乳突筋:後頭部から首を半周するように喉の下に付きます。例外なくこの停止部が凝っています。その下には頭板状筋が重なっています。
側頭筋:側頭筋は耳の上部から始まり停止部のわきから耳穴へと続きます。
耳介筋:上前後と三方向から耳介を支えています。

これらの筋肉をリリースし耳周りの凝り・固さを解消します。
耳周りの固さの解消は改善への指標になります。

本治法として

腎精を養う

東洋医学の「腎は耳に開竅する」とは「腎精の不足が耳に症状として表れているのだ」ということです。
腎経を補い腎精を養います。

表湧泉:湧泉に灸頭鍼をし足先を温めます。

脾経を補う

血液循環には脾経の経絡が密接に関係しています。
特に女性の場合 月経不順 直前に不正出血などがあった場合 そのことが直接の引き金になっていることが多いのです。

突発性難聴を患っている人は皆さん足が冷たい。足がほてる人もいます。これは血液循環がうまくいっていないと考えられます。腎経を補うこと 脾経を補うことは血液循環の改善でもあります。

肝経を補う

東洋医学では五臓六腑を動かしているのは「肝の推動作用」と言われています。肝に元気がないとすべてが滞ります。

耳の周りの経絡

耳の周りを巡っているのは 三焦経 胆経 小腸経 です。三焦経は耳介をぐるりと囲み 胆経は側頭筋を覆い また小腸経の腕骨は耳鳴りの特効穴です。

喉を診る

突発性難聴の原因になる潜在的な既往として「ムンプス難聴」「耳管狭窄症」「耳管開放症」があります。耳下腺は顎の内側 喉に近いところにあり,耳管は喉に繋がります。
胸鎖乳突筋は喉の下に始まりがあります。

以上のことから 突発性難聴 は喉にも関係している疾患であると考え 肺経 大腸経 小腸経 胃経の経穴を使います。

・ムンプス難聴・・・おたふく風邪にかかりその原因であるムンプスウイルスが耳下腺に住みつくと体力が落ちた時 耳下腺炎を起こします。その炎症がもとで起こる耳閉感 耳鳴り 難聴です。
・耳管狭窄,開放症・・・・耳管の狭窄 開放でおこる耳の異常


耳鳴り

突発性難聴を経験した後

ある程度治ったひとも
治らなかった人も
耳鳴りがある人はご相談ください。


あなたのご来院を
心からお待ちしております