ぎっくり腰

大阪市 東成区 今里 鍼灸治療院リーチです。腰・背中に突然の激痛が!ぎっくり腰の対処法です。

※「ぎっくり腰」は診断名ではなく通称です。
※ここに書かれていることはあくまで目安です。確定には医師の診断が必要です。

ぎっくり腰の対処法

「イテッ!」
背中に急に痛みを感じたら
まず

じっとしてても痛いのか
力が入ったときだけ痛いのか

を確認してください。

何もしなくてもうずくように痛いのは
他の病気のサインの可能性もあります。
膵炎 胆石 腎臓結石 胃潰瘍etc
は鋭い痛みを発します。

座ってても痛い!...けれど

座位は何もしていないようですが
背中に力が入っています。
背もたれなどを利用して
息を吐きながら力を抜いてください。

寝ても痛い!...けれど

仰向けでは痛いです。
患部が圧迫されますし
脚の重みで引っ張られて
腰に力が入ります。

左右どちらかを下にして
横向きになって寝てみます。
楽にできる側があるはずです。

骨盤の高さの分 脚の重みで
患部が引っ張られるときは
膝の間に座布団などを入れると
楽になります。

 

あとで立ち上がる時のために支えになるスツールをそばに用意しておきましょう。

息をしても痛い!...けれど

患部が背中の上の方にある場合
息を吸うだけでも痛みが走ります。
脊柱起立筋には横に広がって
肋骨で停止するものもあります。
大きく息を吸うと胸郭が広がり
その部分が引っ張られ痛みます。
「肺に穴でも空いたか?」
と勘違いしそうですが
それでも筋筋膜性の痛みなのです。

横になって枕やクッションを使って楽な体勢を探してください。ゆっくり息をしながらうまく力を抜いて痛くなければぎっくり腰と考えてもいいでしょう。

※このページに書かれていることはあくまで目安です。確定には医師の診断が必要です。

患部に熱があるか?

どこが痛い?患部を突き止める

次に
背中に手をまわして手の甲側を
患部と思われるあたりにあて
温度を確かめてください。
手のひらよりも手の甲
温度に敏感です。
他の部分よりも熱い部分を探し出します。

冷却は氷嚢で

ビニール袋に氷を入れて
同量の水を入れてください。
簡易の氷嚢ひょうのうです。
氷が溶けていくことによって
0℃以上の温度が保たれ
凍傷を防げます。

※保冷剤は使わないでください。肌面が0℃以下になって凍傷の危険があります。※湿布や冷感ジェルは冷たい感じがするだけで冷却にはなっていません。氷嚢でガツンと冷やしてください!

タオルを一枚挟んで患部に当て
冷たさが気持ちよく感じるならそのまま冷却します。

※炎症がなければ
 冷たさは心地よく感じません。
 中止するか場所を変えてみましょう。

冷却を始めてから15分ぐらいで
冷たさが痛みに感じつらくなります。
そこを乗り越え25~30分を限度に続けます。

患部がはっきりしてくる

冷却すると
受傷直後は漠然としていた患部の場所が
はっきりわかるようになります。


最初は真ん中が痛いと思ってたのが
背骨より右か左かわかるようになります。


「この部分が悪いんだ」


とご自身で確認できれば

いったん冷却完了です。

どこに力が入ると痛いのか
わかるようになり
ゆっくりなら立ち上がって
歩けるようになります。

コルセットやテーピングをすることで
より動けるようになりますが
でもまだ安静にしてください。
階段の上り下りや重いものを持つなどは
避けてください。
湯船につかっての入浴もまだです。

ぎっくり腰は筋筋膜性腰痛

ぎっくり腰の痛みは
筋肉の炎症です。
「腰部捻挫」
と呼ばれることもあります。
まずはその炎症を
抑えなければいけません。

「直後はアイシング」
を覚えておくとぎっくり腰は怖くなくなります。

※骨に異常があれば立ち上がることも出来ません。目安になりますが確定には医師の診断が必要です。

リーチの仕事はここからです

ここまでならご自身でもできます。
コルセット等で保護して
熱感がぶりかえせばまた冷却して
動きを抑え気味の日常生活をしていれば
「日にち薬」で痛みは治まります。

でもぎっくり腰の筋筋膜の炎症は
結果であって原因ではありません。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因には
・悪姿勢などが影響してる運動器的なもの
・暴飲暴食などのお腹の不調からくるもの
があります。
経験から言うと両方が同時に関係している場合が多いです。

デスクワークが多く
運動不足で座りっぱなしでいると
体がこわばりさらに猫背になります。
猫背気味に生活をしていると
引っ張られた筋肉はちょっとした負荷で
故障を起こします。

食べ過ぎ飲みすぎが続くと
体腔の隙間を確保するために
体を歪めます。
また消化器官の不調は腹膜を介して
体の表面に出ます。

こういった原因を突き止めて

ぎっくり腰が再び起こらないようにするのが鍼灸院の仕事です。


あなたのご来院を
心からお待ちしております