準備ワゴンの上テーブルに消毒剤とディスポーザブル鍼

はり は
完全滅菌処理後個包装された
ディスポーザル鍼を単回使用しています。

シャーレ(はり皿)は
高圧蒸気滅菌処理したあと
UV殺菌庫に保管し直前に取り出します。

準備用のワゴン上に
手指消毒用のアルコール
グルコン酸クロロヘキシジン溶液に浸された
消毒綿花とともに用意されます。

 

 

長尺の鍼による深部への刺鍼は骨指標をとり神経血管を避け出血損傷をさせないよう気をつけています。

国家資格保持者の刺鍼です。安心して受診して下さい。

はり の太さ・長さ

シャーレに並べられた太さ0.12mm~0.5mm 長さ1.5cm~10cmの鍼

はり は
太さ0.12mm~0.5mm
長さ1.5cm~10cm
のものを常備し
症状や体格・受診経験
刺激に対する強さ
などを考慮して使い分けます。

太い針を使う理由

太めの はり を使う理由は
深部への刺鍼を行う場合
その直進性が安定し安全だからです。

針金などでは太くてもふにゃふにゃしている
ものもありますが
鍼灸用の 
鍼 はステンレス製で
細いより太いほうがしっかりとしています。

身体の内部で曲がってしまって

どこへ行くかわからないよりも
直進性を維持
もしくはしなりを術者が

コントロールできる
コシのある太い鍼のほうが
安全であると考えています。

もう一つの理由は
太いと刺激量が多いということです。
刺してすぐに抜いても
鍼が太いと
生体に対して刺激を多く与えられます。
言葉を変えると
「手っ取り早い」
ということにもなります。

でもこれは術者側から見た都合かもしれません。

もちろん患者様がわからみても
ダラダラ長くやられるより
速やかに事が済んだほうがいいと
おっしゃる場合もあります。

 

患者様を見極めて使用する鍼を決めます。

患者様の体力・状態を見極めて
鍼の太さ 刺激量は
決めていきます。

 

細い針を使った場合
置鍼時間を長く取って
刺激量を増やす場合もあります。

そうしたほうが患者様自身が
自分の体が変化するのを
わかっていただけるかもしれません。

腰が緩んで伸びていって

肩の力が抜けていく
今日は時間かかったなというときは
体を休めるのに必要な時間だったと
うけとっていただければと思います。

鍼管を使用します

中国などの鍼治療では鍼を直接突き刺す
撚鍼法ねんしんほう」がおもにされています。

日本では一度管に納めてから皮膚にあて

管の上部に出た部分をトントンとたたいて
「切皮」したあと刺入していく
「管鍼法」が主流です。

この管を「鍼管」といいます。

日本でも看板に中国鍼と書かれたところでは
撚鍼法でされる先生もいます。

 

捻鍼法のメリットは
ピンポイントで狙いを定められることです。
 

鍼管を使うと
管の太さの中で誤差が出ます。

顔針などでは必要な精度です。

もうひとつは
手順が少ない分早く打てること 

管鍼法と比べると同じ本数でも
半分ぐらいの時間で打つことができます。

施術する側には都合のいいことで

院内が混み合ってくると撚鍼法で
パッパと打ちたくなってきます。

鍼管に入った鍼

 

しかし当院では鍼管を使う
「管鍼法」
で刺鍼しています。
管鍼法のメリットは
鍼先の進行方向を決めやすいこと


管の延長上に目標を設定するとします。


撚鍼法だと鍼のたわみを

利用するため針が進む方向には
ズレが出ます。

管鍼法ですと
管の方向を決めればその方向に鍼先は進みます。

ピストルよりも銃身の長いライフルのほうが

狙いを定めやすいことに似ています。

狙いを定めやすいことはより安全なのです。

そのための時間をロスとは思いません。
必要な時間です。

当院では安全であることを常に心がけています。

中国などの鍼治療では鍼を直接突き刺す
撚鍼法ねんしんほう」がおもにされています。

日本では一度管に納めてから皮膚にあて

管の上部に出た部分をトントンとたたいて
「切皮」したあと刺入していく
「管鍼法」が主流です。

この管を「鍼管」といいます。

日本でも看板に中国鍼と書かれたところでは
撚鍼法でされる先生もいます。

捻鍼法のメリットは
ピンポイントで狙いを定められることです。
 

鍼管を使うと
管の太さの中で誤差が出ます。

顔針などでは必要な精度です。

もうひとつは
手順が少ない分早く打てること 

管鍼法と比べると同じ本数でも
半分ぐらいの時間で打つことができます。

施術する側には都合のいいことで

院内が混み合ってくると撚鍼法で
パッパと打ちたくなってきます。

しかし当院では鍼管を使う
「管鍼法」
で刺鍼しています。
管鍼法のメリットは
鍼先の進行方向を決めやすいこと


管の延長上に目標を設定するとします。


撚鍼法だと鍼のたわみを

利用するため針が進む方向には
ズレが出ます。

管鍼法ですと
管の方向を決めればその方向に鍼先は進みます。

ピストルよりも銃身の長いライフルのほうが

狙いを定めやすいことに似ています。

狙いを定めやすいことはより安全なのです。

そのための時間をロスとは思いません。
必要な時間です。

当院では安全であることを常に心がけています。

鍼を打つポイント

ツボを頼りにすると

刺鍼するポイントで一般的なのは
「経穴」ツボと呼ばれているものです。
鍼灸師ですから経穴の勉強もしています。

 

鍼灸学校では
「ここに打てばこういう効果がある」
よりも
「鍼を打つ場所を決めるために何を目印にするか」
ということのほうが重要視されて習います。
場所を間違うと危険だという考えているからです。

実際 WHOで決められた361穴を見ると
神経や血管をうまく避けた場所に置かれています。

しかし
それは表面上の目印であって
内部で針先がどう進むかまでは見届けられてはいません。

だから各経穴の安全な刺鍼深度を設定しています。

逆に言うと
皮膚上の場所の特定だけでは深くはさせない
ということです。

圧痛点をねらうと

指先等で押してみて痛みを感じる点
「圧痛点」を探って打つ場合もあります。

阿是穴あぜけつ」とも言われ筋疲労などには効果も認められますが

解剖学的に裏付けられた安全性はないので
比較的表面的な部分か筋腹にしか針先を送れません。

また圧痛があるところを手当り次第にとなると

刺鍼回数も多くなります。

鍼の筋膜リリースの場合は

筋膜に対し安全により効果的に変化を与えるところに刺鍼します。
そのためには

①経穴を絶対的な基準とはせず参考程度にとどめます。

②体表上だけでなく内部においても指標を持ち解剖学的な考察により血管・神経などを避けます。

③筋腹ではなく筋膜の重なりがより見られる起始部・停止部を重要視します。

④深層の原因筋を探り出しその筋膜へ針先を届かせます。

以上により刺鍼ポイントを決めていきます。

刺鍼に伴う痛み

切皮痛

切皮痛とは
鍼が表皮を貫くときに出る痛みです。

痛みを感じる受容器
「痛点」は表皮にありますので
これをなくすために鍼灸師は練習します。

痛点は皮膚上に点在しています。
皮膚面をシワのよったまま打つより
引き伸ばしたほうが
その面積あたりの痛点の数は
少なくなります。

 

患者様側に添える方の手を
押手と言い
OKサインのように
人差指と親指の先を合わせ
その指先を開くようにして
皮膚面を引っ張ることで
痛点を少なくするのです。

肌のシワを引き伸ばすことによって痛点が広がる様子

適切な圧で肌面を捉えていないと
うまく引っ張れません。
患者様側から見れば
押手がふわついているときは
「痛いかも?」
と予想できます。

細い鍼よりも太い鍼が痛点を多く捉える様子

また細い鍼よりも太いほうが
断面積が大きいので
捉える痛点が多くて
より痛いということになります。

当院では臀部などは

一五番鍼を使います。

 

太い鍼だから切皮痛が出る
ということでもありません。
むしろ細い鍼のほうが
敏感なところに使用することが多く
痛みを感じさせることもあります。

刺入後の痛み

身体の内部でも
痛点は膜に多く散在しています。
凝り固まった筋肉の
筋膜を貫くときは
表皮上のように
押し手がありませんので
痛みを感じます。

深部の筋肉が過緊張のため
「骨かな?」
と疑うぐらい硬いこともあります。

悪いほど硬く 痛いと言えます。

そういった原因筋の筋膜への
鍼先の接触時にも痛みを感じます。

その痛みを避ける方法として
刺激になれさせるため

「鍼先があたった時点でしばらく時間をあける」

 

ということもします。

脱力と短縮位

力が入ったままストレスが掛かった筋肉に
鍼を打っても効果は半減しますので
患者様に脱力を促すようにしています。

短縮位とはその筋肉が一番縮んだ状態です。
一番力の入ってない状態を
他動的に作り枕やマットで維持します。

血管・神経

血管・神経にあたったときも痛みを感じます。

注射針と違い
鍼先は

それらを避けるような形(のげ形)になっています。
丸みを帯びでいるので切り裂くことはないのです。


...がそこに慢心していてはいけません。

血管の場合
無理をすると内出血を伴います。

神経の場合は

鍼の圧迫によりピリピリとしびれが出て
気持ちのいいものではありません。

解剖学上はっきりしているものは

極力避けte刺鍼します。

穴 数

鍼を刺す回数(穴数)は
少ないほうがいいと思っています。

無痛で刺鍼を済ませても
交感神経は亢進します。
そしてしばらくして副交感神経が優位になり
眠気やだるさを感じます。

これを好転反応というのは間違いです。
自律神経を乱高下させる刺激は
少ないほうがいいのです。

一度で済ませるよりも何度かに分けて
徐々に回復するほうが適当であると言えます。

以上が当院の刺鍼に対しての
考え方とやり方です。


あなたのご来院を

心からお待ちしております
I will set you to Be Free.